「そうだ、美月。お粥作ってみたんだけど、食べれそう?」
「……え?大地が作ってくれたの?」
料理はまったくできないはずなのに、どうやって……。
「あ、今、料理できないくせにどうやって?とか思ってるだろ?」
……うっ。読まれてる。
「母親に教えてもらいながら作ったから、ちゃんと食えるものになってるから大丈夫、なはず!」
大地はニッと笑う。
ウソでしょ。わざわざ、おばさんに習って作ってくれたの?
「いつも美月には旨い料理作ってもらってるからさ、こんな時くらい、美月になんか作ってやりたくて」
照れているのか、大地は、目線をそらしながら頭をかいた。
どうしよう……。
私のために、作ってくれたなんて、嬉しすぎるよ。
「あ、喉も乾いただろ?今スポーツドリンクも持ってくるからちょっと待っててな」
そう言うと、大地は立ち上がり、部屋を出ると急いで下に降りていった。



