──ガラガラ。
「先生~?って、まさかいない?」
保健室に着き、大地がドアを開けると、部屋の中は電気がついていなくて薄暗かった。
どうやら、先生は不在みたい。
だけど、誰もいないと思っていたのに、一番奥のベッドだけがカーテンが閉まっていて。
誰か寝ているのかな?と思っていたら。
「もぉ、ノゾム。くすぐったいってば」
「シッ。声出しちゃダメでしょ?」
え?何?
なんか男女のイチャつく声がするんですけどっ。
私は思わず大地と顔を見合わせる。
っていうか、ウソでしょ?
いくら先生が不在だからって保健室をなんだと思ってるんだかっ!
私は大地に今すぐ保健室から出るように廊下を指さしてジェスチャーを送る。
なのに、大地は。
「病人が苦しんでるってのに、こんなとこでイチャつくのやめてもらえます?」
「はっ!?ちょっ、大地何言ってんのっ!?」
思わず私は大地の肩を叩いた。



