愛美のその一言に、部員たちは一斉にザワつきだした。
いくら私が部長になることが嫌だからって、そんなでたらめなことを言うなんてあんまりだ……。
どうして、愛美はそこまでして私のこと……。
「それは、本当なのか?土屋」
愛美の話を聞いた途端、それまで私のことを信頼してくれていた真山先生まで、私を疑うような目で見てくる。
「先生、誤解です!私、喫煙なんて一度もっ……」
一度もしたことがない、と私に最後まで言わせてもくれない愛美はすかさず言葉を被せてきて。
「美月は大切な部員のひとりだから、あたしだってこんな告げ口みたいなことはしたくなかったよ」
瞳いっぱいに涙をためて言う愛美に、周りからは同情の声まで沸いてきた。



