「あ!そうだ!大地くんたちも誘って修学旅行の班メンバーみんなで食べようよ」
……ちょっと、愛美。勝手に決めないでよ。
「だったら、愛美と大地たち男子3人で食べればいいじゃない」
「やだぁ~。美月ってば、顔怖~いっ」
わざと怯えた真似なんかして、ほんとに腹が立つ。
「あたしは、修学旅行までにみんながもっと仲良くなれたらいいなと思っただけなのに。それに、班行動の時はどこに行くとか、そういう話をしたいと思って、それで……」
怒られた犬みたいにシュンとしたりして、まるで私がいけないみたいな空気を作る愛美に、心底うんざりしていると。
突然、遠く先の方を見ていた愛美の表情がパァっと華やぐ。
「あ~っ!噂をすれば大地くんと要くんだぁ~♪」
……っ!?
愛美のその声に心臓がドキッと飛び上がりそうになる。
すると、目の前にいた愛美は、大地がいる方へと小走りに駆け出したかと思えば……。
「……っ!!」



