俺にだけは、素直になれよ。~幼なじみとヒミツの同居~



「……ん、どした、美月」



思ったことがそのまましっかりと声になっていて、どうやら大地を起こしてしまったみたいだ。



「雨降ってる」


「雨?つーか、美月。風呂から上がってたんだ。俺、いつの間に寝ちゃってたんだろ」



まだ眠そうにしながら目を擦る大地。



「こんなところで寝たら風邪ひくよ。寝るならちゃんと自分の布団で寝なよ」


「あぁ、そうだな。美月こそ、今日は早く寝ろよ?」



大地はソファーから立ち上がると、私のほうへと近づいてきて。


くしゃりと髪を撫でてきた。


……ドクン。


髪をなでるのは、大地のクセなのかもしれない。


きっと無自覚。


だけど、こっちはそのたびにドキドキしちゃうんだからっ!



「じゃあ、美月おやすみ」


「……おやすみ」



大きなあくびをしながら、リビングを出ていく大地。


大地、すごく眠そうだったな。


私も今日は早く寝よう。


寝不足で、また迷惑かけたりしたくないもん。