「……大地?」
軽く呼んでみたけど、大地からは返事がない。
もしかして、寝ちゃってる?
ソファーにそっと近づいてみると。
「……っ」
…思わず息をのんだ。
整えられた形いい眉。
綺麗な二重のラインに、女の子みたいに長い睫毛。
鼻筋が通っていて、横から見ると鼻が高いのがほんとによくわかる。
ニキビひとつない、スベスベの肌に。
血色のいい柔らかそうな唇。
改めてこうして見ると、大地ってほんと綺麗な顔してるよね……。
あどけない無防備な寝顔を見てるだけで、こんなにも胸が締め付けられるように苦しくなるのはどうして──?
そのとき。
──ザーーッ。
窓の外から、何か音がすることに気づきハッとする。
そっとカーテンを開けて覗いて見ると。
「ウソ?雨っ?」



