「それ、」 ウサギのぬいぐるみを取って、唯くんに持たせる。 「うさちゃんが可愛く謝ってくれたら、許してあげる」 本当はもう、私のひと言だけでこんなに落ち込んだ唯くんを見ただけで、全部許しちゃってるけど。 でもなんだか、私だってちょっとだけ意地悪したくて。 だって昨日も泣いたんだから。 「……柑奈ちゃん、ごめんね。 これから気をつけるから、笑ってこっち向いて」 彼の精一杯の可愛い言葉。