1/100でも、じゅうぶん甘いね。




……と。





「っ、ひゃ」



ふっ、と耳に吹きかけられた唯くんの吐息。


思わず変な声が出てしまって、慌てて口を塞ぐ。


真っ赤になった顔で唯くんを睨みつければ、唯くんは満足そうに口角を上げる。




ずるい。

ずるい。


この負けず嫌い。