1/100でも、じゅうぶん甘いね。





「……もしかして照れてるの?」


「……うるせえ」





拗ねたように、私を睨みつける唯くん。

……なにそれ、可愛い。




「私と顔が近くて緊張したの?」



いつも私がドキドキさせられてばかりだから、私にドキドキしてくれている唯くんが、なんだか嬉しくて。


珍しく顔の赤い唯くんが、たまらなく可愛くて。



ニヤニヤしながら聞けば、唯くんは不機嫌そうに眉をひそめる。