1/100でも、じゅうぶん甘いね。





「あっ、そうだ!シャボン玉の中にシャボン玉入れるやつやろうよ!」


「幼稚園の時にやったな、そんなこと」




どうやるんだっけ、と首をひねる唯くんに説明する。


唯くんが作ってる大きなシャボン玉の中に、あたしが新しいシャボン玉を吹き込めば、シャボン玉の中にシャボン玉を入れた二重シャボン玉ができるはず!




「じゃあいくよ!」



大きくなる唯くんのシャボン玉に、ストローを近づける。



ふうっとゆっくり息を吹き込めば、シャボン玉の中に小さな虹色の丸が。

……あ、上手くいきそう!

と、思った瞬間。