そのまま舌を出して、肌を舐めた唯くんに、なんとも言えない感覚が湧き上がる。 「っ、ん、」 なにこれ、ゾクゾクする。 もうずっと、体の奥のほうがジンジン熱い。 突然、遠くから、みんなのはしゃぐ声が聞こえてきた。 その瞬間、ハッと我にかえる。 そうだ、ここは死角だけれど、いつ、誰が来るか分からない。 そう思った途端に恥ずかしくて、みんなに見られたらどうしようって怖くなって。 その背徳感で、余計に胸がきゅんとした。 私、どうしちゃったの……?