どうしていいかわからなくて、されるがまま、唯くんの手を拒めずにいると。 手がそのまま下に降りて、ぞくぞくと甘い痺れが背中を駆け上る。 「ん、唯く……」 「こんなエロい格好、他の男に見せようとしてたの?」 目を細めて、私を見つめる。 その低い声が、私の鼓膜を甘く揺する。 「み、水着だもん……」 「ふーん」 唯くんはそっと唇を私の肌に近づけて、胸元に優しく触れた。 「っ!?」 触れたところから熱が広がって、ドクンドクンと心臓がうるさい。 胸元に、キスした……。