「いいです……!」 バッ、と手を振り払ったら、思ったよりも勢いが強くて男の人の顔に当たってしまった。 「は?いった……調子乗んなよ」 ニヤニヤしていた顔から笑顔が消えて、途端に怖くなる2人の顔。ギリ、と掴まれる手首が痛い、逃げられない……。 「ほら、早く行こうぜ」 「どこがいい?ホテル?」 強く引っ張られて、嫌、と小さな声が漏れる。どうしよう、どうしよう……!