陰にて光咲く




ぐったりとしたままアパートに着いた。


健太に飲みに行こうと誘われたが断り、まっすぐ帰ってきた。


とてもそんな気分になれない。


アズマのことで頭がぐちゃぐちゃだ。


アパートの部屋の前に着き、鍵が入ってるポケットを探る。


その時、若者たちが叫んでる声が聞こえてきてビクッと肩を震わせた。


周りを見渡しても誰もいない。


一瞬アズマかと思ってしまい、胸を撫で下ろした。


いや、違う。


部屋の鍵を開ける手を止めた。


この若者の声は、明らかに俺の部屋の中から聞こえてくる。


男女の騒いでる声…


何でだ?どうして俺の部屋から?


恐る恐るドアを開ける。