陰にて光咲く




「今日は本当にごめんな。また電話するから」


玄関まで来たさおりにもう一度謝る。


すると、


「どうしてアズマ君と関わっちゃったの?」


さおりの言葉に振り向いて、さおりを見た。


「だから前に言ったじゃない、アズマ君とは関わらない方がいいって。


やばいってわからなかったの⁉︎


拓夢、アズマ君と関わってからずっとアズマ君中心になってる気がする。


私よりもアズマ君に…」


さおりの言葉が、最後震えていた。


さおりの言う通りだ。


俺だってさおりと一緒にいたい。


けど、さおりを守るためにも行かなきゃいけない。


「ごめんな、さおり…」


そう言って玄関のドアを開けて、閉めた。