陰にて光咲く




その翌日の夜。


昨日言った通り、アズマが部屋に泊まりにきてる。


「拓夢、シャワーサンキューな」


風呂から出てきたアズマはタオルで髪を拭きながら言った。


「おう!」


今日のアズマは至って普通で、いつもの明るいアズマだった。


アズマはしばらくスマホをいじっていた後、あ、と何か思い出したような表情をしてこっちを見た。


「昨日悪かったな、いきなりお前ん家来たりして…」


「えっ?いや、俺こそ悪かったよ」


急に謝られたことに驚く。


「拓夢にもダメな日あるもんな。これからはちゃんと予定聞いてからにすっから」


「ああ…了解」


アズマからそう言ってもらえて内心ホッとした。

これにて解決ってことでいいんだよな?


「拓夢もシャワー行ってくれば?」


「おう、そーする」


俺はタオルと着替えを持って風呂場へ行った。