こんなクソみたいな奴らも必要ない。
全部全部いらない。
俺は拓夢の部屋からヨースケたちを追い出した後、散乱していたビニール袋を片付けた。
散らかったままにしていくわけにはいかない。
何回か泊まらせてもらった部屋だし、最後くらいキレイにして行きたかった。
もう拓夢の部屋には二度と来ないだろうし、拓夢の前にも現れないから。
拓夢にはもう迷惑かけるわけにはいかない。
でも、さおりのことがある。
拓夢にさおりのこと言いたいけど、きっと俺のいうことなんか信じてくれない。
どうすればいいんだ…
すると、スマホが鳴っていることに気づいて見てみるとさおりからの着信だった。
さおりから時々俺の行動を見張るかのような電話があった。
『はい…』
『あんた今どこにいるの?』
『別にどこでもいーだろ』
つい投げやりの態度になる。
『あそ。それより今からあたしの部屋にきてくれない?話あるから』
めんどくさい要求に軽く舌打ちをした。
『わかった』
電話を切った後、深くため息をついた。
あの女のいいなりになっていることが腹立つ。
けどそうしなければ、また警察にチクるとか脅される。
拓夢とさおりのことが片付くまで、まだ警察に捕まるわけにはいかない。



