それらを壊した後、偶然本棚から見つけた拓夢とさおりで写ってる写真をビリビリに破いた。
陰でこそこそと拓夢に付きまとってるさおりが許せなかった。
それに気づかずさおりを愛し、さおりのことを信じきってる拓夢にも腹が立っていた。
けれど、俺だけが知ってるさおりの本性を拓夢に伝えられない自分に一番腹が立った。
俺の過去が警察にバレてもいいと思ってるけど、本当はどこかでさおりの脅しにおびえていたのかもしれない。
そんな自分が一番憎い。
すると、いきなり部屋の中が騒がしくなった。
なぜか拓夢の部屋にヨースケやグループの奴らが来て、その場でシンナーを始めた。
拓夢の部屋だから辞めろと言ったが、誰かに体を押さえつけられ、強引にシンナーを吸わされた。
お前が薬を辞めてグループから抜けるなんて許さない。
そんなことをぼんやりした頭で聞きながら…
そしてその内に拓夢が帰ってきて、拓夢が俺の頬を殴ったことで正気を取り戻した。



