俺は拓夢にさおりと別れろと告げたが、もちろん否定された。
なかなか首を縦に振らないから、思わず最低なことも言った。
だが結局聞き入れてくれず、それ以来拓夢は俺を避けるようになった。
拓夢は完全にさおりを信じきってる。
このままじゃ、拓夢の身が危ないのに…
俺を避けてる以上、拓夢は簡単に俺を部屋に入れてくれないと思って犯罪とわかりながらも、拓夢の部屋の鍵をコピーして作った。
どうしてもしなくてはいけないことがあったからだ。
拓夢の部屋に入ると、部屋の隅々まである物を探していた。
そして、ようやくそれらを見つけた。
腕時計に仕掛けられていたGPS。
そして、窓際に置いてあるアイビーの植木鉢のところにあった盗聴器。
どちらもクリスマスにさおりからもらったものだと前に言っていた。
間違いない…
この盗聴器とGPSでさおりの部屋にあった小型モニターで拓夢の様子を伺ってたんだ。



