箱庭センチメンタル




もしかしてそれは、習い事ではなく遊び?


小さい頃に一人、手鞠で遊んだことを思い出す。



「あ、部活。雛李も今度見に来る?学校地元だから近いしな」


「……機会があればぜひ」


私は曖昧に返事をしつつ、頷いた。



学校で真也はどのように過ごしているのか。


更に興味をそそられた。



「今日は行かなくてもよろしいのですか?」


「んー?あぁ、今日はオフだからな」


「お休み…ですか」


「ああ。だから今日は雛李と一日過ごせる!」



ばっと腕を広げて、抱きしめるような体勢に入った真也。


この人は物理的に距離が近いけれど、最近はもっと近くなってきた気がする。


最近では当たり前のスキンシップに応じようとしたその時。



「ニャァー…」


聞こえた鳴き声に、足元を見やる。