箱庭センチメンタル




今は、もう……



自分がこれから何をして、どこへ行けばいいのかも。


どうすればいいのかも、何も分からない。



表情もなく、ただ彷徨う。


お人形の私は、自分の意思で物事を決めることも出来ない。


動かされないと、もう…ダメになる。



それは多分、ガラクタ人形…ーー。



「ーーっ!!」



身震いした。


"操り人形は、ガラクタ人形になどなりたくはない"


自分の思い、その言葉を思い出した。



……私は、いったい何なのだろう。


体に力が入らず、私は人に見られない建物の影で、壁に身を預けた。


やはり、淡海さんに会ってしまったのは偶然ではなく、企みだったのだろう。


先ほどの話を全て伝えるための。


考えずとも答えの出る簡単で、けれど先の難しい最大の選択を強いられた。


それに…あの最後の最後の耳打ちを聞いたことで心は完全に決まってしまった。


私の選ぶその先の答えと、未来。