箱庭センチメンタル




「いいえ、そうではございません」


けれども、淡海さんの答えは違った。


同時に、私自身も戸惑う。


連れ戻すつもりでは、ないのでしょうか?



戻らなければいけないのであれば、私は喜んでそうしましょう。


けれども、そうでないのなら、何が…?



「一ヶ月、でございます」


表情のない私の考えを読み取ったかのように、淡海さんは答える。



「一ヶ月…?」


「期限でございます」


「き、げん…?」



考えるも、辿り着けない答え。


続きを求めて、淡海さんをじっと見つめる。



「既に答えは決まっているでしょうが、今すぐでは早すぎる。
……雛李様、何も選択肢は2つではないのですよ」


「…?」


「3つ…でございます」


3つとは?


それは一体、どんな……



悶々と考えていると、淡海さんが耳打ちをしてきた。