そして、私のこれからを左右するというのは、つまり……
「皐を……お人形に、するのですか…?」
違うのだと、一言でも言って欲しい。
けれど、現実は残酷だ。
「流石は雛李様。正解でございます」
「……」
「ええ、ええ。その通りでございます。貴方がお屋敷へ戻らなければ、皐様が代わりのお人形となります」
なんという、ことを…。
頭が冷たくなっていく。
この現実を目の前に、私はどう反応したら良いのか。
ただ一つ分かること。
それは、私に選択する余地はないということのみ。
「私を……屋敷へ戻すおつもりですか?」
たった数日、人生で二度あるかどうかの自由。
それが今終わると、そう思った。



