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店を出ると、入った時には無かった荷物が大量に真也の手に収まっていた。
これだけお金を使わせて、あまつさえほとんどの荷物を持たせてしまった。
対する私の手には、今しがた購入した靴が入った袋がひとつ。
ささやかなその荷物も、譲らないとばかりに頼み込んだ私に折れた真也が持たせてくれたもの。
「……」
私には到底想像できない値段に不安がよぎる。
何も持たず、彼のためにできることは何もないのに、本当にここまでしてもらって良いのだろうか。
私にはとても返し切れない。
無言の私に何を履き違えたか、真也が胸を張って宣言する。
「大丈夫だって!俺センスはいいんだからな」
「意味が多少違って思えますが…」
私の心配をよそに、平気そうな顔でニコニコ笑う。



