「何してるんだ?」 「わっ、忘れたので...手を...。」 「忘れたってお前...そこに見えるのは幻覚か?」 「えっ?」 見ると加奈の机には、忘れたはずの数学があった。 「なっ、なんで!?」 ハッとなって横を向く。 まさか... 圭吾!? ゴリはおかしな顔をして教卓の前へと戻っていった。