《では、処刑会議を開始して下さい。》



ー残り10分です。ー


しまんちゅがねこまたを濃い眉毛の生えた色黒の顔で睨む。


「木の葉が殺されたってことは、もうねこまたが狂人だべ。」

ねこまたは、涙目に皆に訴える。



「どうしてなんだよっどうして、あかりんを処刑しないんだ?!終わらないよ!!....僕を、信じてよ....。」


まるで捨てられた子猫の様に小さくなる、ねこまた。

俺はいたたまれなくなり、ねこまたに尋ねる。


「一応聞いておくが、占い結果は......?まさか、考えてなかったなんてオチじゃないだろうな?」


その言葉に、バッと顔を上げる幼き12歳の少年。



「なんだよ、考えてなかったって!占い結果は、毎朝個人部屋に届くって羊が言ってたの、皆も聞いただろっ?!


占い先は、しまんちゅ。結果は、当たり前だけど村人だったよ。ツッキーまで僕を偽物扱いして....酷いよ....。

お願いだよ、あかりんを処刑してよ....。」