俺は、鈴キングに投票した。

下手に今動くと、人狼の疑いが晴れないと思ったからだ。

しかし、鈴キングの最後の言葉が、どうしても人狼とは思えなかった。


どちらかと言えば、村人目線の様な気がしたが.....。



周りの視線に怯えて、自分の意見を押し殺す。



これじゃ外の世界と何ら変わりないじゃないか。


こんな狂ったゲームに犯されてか、俺の脳裏の片隅にはそんな不満さえ過る始末だ。


投票から5分後、パソコン画面に表示された羊動画が、喋りだす。


《投票結果が出ました。

鈴キング....8票
あかりん.....2票
ツッキー.....1票
ひーちゃん....1票

よって鈴キングは村人達の手によって
処刑されました。》



「........っくそ!!」


バンッ!と机を叩くと、手のひらの端に鈍い痛みが走った。


一体、誰が人狼なんだ?鈴キングは本当に、人狼だったのか?


それに.....


まとまっていた皆の票が、ここに来て若干だがバラつき始めている.....。