こんな幸せは、那月くんに出会うまで知らなかった。

胸が詰まるほどの幸せを私に与えてくれるのは、那月くんだけだと断言できる。


「これからも……よろしく、お願いします……」


どうか、ずっと那月くんの一番でいたい。


「こちらこそ。一生そばに置いてください」


那月くんは大きな手を、私の頬にそっと重ねた。


「誰よりも何よりも、愛してます……百合花さん」




【END】