「はい。
わかりました。
頑張ります。
おにいさまもお気をつけて」
ふう、と携帯を切った明日実を無言で手招きする。
「なんですか?」
と警戒したまま、明日実は訊いてくる。
なんですかじゃないだろう、と思ったとき、明日実が逃げ腰に言ってきた。
「私、今日はもう寝ますね。
これ以上おかしなことしないでくださいね。
今、おにいさまと話して、心が洗われたばかりなのに」
待て、こら。
俺と話すと、心が乱れて、汚されるのか。
本当に汚してやろうか、と思いながら、
「お前、ちょっとおかしいと思わないのか?」
と言う。
え? と明日実がこちらを見た。
「稲本顕人は……」
だが、そこで言葉を止める。
これを言うことが自分のためになるとも思えなかったし。
言ったところで、明日実を混乱させるだけだとわかっていたから。
ソファから立ち上がり、
「寝る。
おやすみ」
と言うと、明日実は、
「お……おやすみなさい」
と戸惑いながら言ってくる。
わかりました。
頑張ります。
おにいさまもお気をつけて」
ふう、と携帯を切った明日実を無言で手招きする。
「なんですか?」
と警戒したまま、明日実は訊いてくる。
なんですかじゃないだろう、と思ったとき、明日実が逃げ腰に言ってきた。
「私、今日はもう寝ますね。
これ以上おかしなことしないでくださいね。
今、おにいさまと話して、心が洗われたばかりなのに」
待て、こら。
俺と話すと、心が乱れて、汚されるのか。
本当に汚してやろうか、と思いながら、
「お前、ちょっとおかしいと思わないのか?」
と言う。
え? と明日実がこちらを見た。
「稲本顕人は……」
だが、そこで言葉を止める。
これを言うことが自分のためになるとも思えなかったし。
言ったところで、明日実を混乱させるだけだとわかっていたから。
ソファから立ち上がり、
「寝る。
おやすみ」
と言うと、明日実は、
「お……おやすみなさい」
と戸惑いながら言ってくる。



