ケダモノ、148円ナリ

「気づいたことはないかと言ったのは、紙が表裏逆だと言いたかったんだっ」

 ひーっ。
 またまた、すみませんっ。

「だが、この紙入れてたの、お前じゃないな。
 広本っ」

 即行、呼ばれた若い男子社員が、はいっ、すみませんっ、と苦笑いしながら、飛んできた。

 誰が紙を補充したかまで知ってるなんて、ほんとによく見てるなーと思った。