ケダモノ、148円ナリ

「あ、ありがとうございます。
 でも、この時間から食べると太……」

 太るので、と言いかけたが、明日実を上から下まで見た貴継が、そのセリフに被せるように言ってくる。

「いや、お前はもうちょっと太った方がいい」

 え?
 ほんとですか? と喜んだのだが、
「もう二キロは太れ」
と言われ、

 ……二キロだけか、厳しいな、とよろめきながら、貴継に手を引かれて、ベッドを降りた。