同期の人数も結構居るので、別れてそれぞれのテーブルで食べていると、
「あ、此処、新人の可愛い子がいっぱい。
一緒していい?」
と明るい色の髪の男の人がトレーを手にやってきた。
「あ、どうぞー」
と美典が愛想良く応対している。
「俺、横田大和(やまと)。
営業だよ」
あー、なるほど。
営業っぽい、人当たりの良いイケメンだな、と眺める。
大和は隣に居た背が高くて、大人しそうな人を
「こいつは、笹原。
システムに居るよ。
コンピュータ関係で困ったら、なんでも訊くといいよ。
無愛想だけど、仕事は丁寧だから」
と紹介してくれた。
笹原は、黙って、ぺこりと頭を下げる。
美典が、
「初めましてー。
私、古村美典です。
美しく典雅な子と書いて、美典ですー」
と言って、自分で言うな、とみんなに突っ込まれ、笑われていた。
「いやいや、お美しいですよー」
と大和が大仰に頷いてみせる。



