「鉈とか持って、その辺の陰に潜んでそうだ」
と言われ、笑えないこと言わないでください……と呟いた。
そのまま運ばれていきそうになって、抵抗していると、
「顕人も俺もお前の中では変わらないのか。
どっちも自分を襲う人、だと思ってるだろ」
と呆れて言われる。
「おにいさまと貴方は全然違いますよっ。
おにいさまのときは、舌噛み切って死んでやるって思いましたし、そのっ。
……おにいさまと貴継さんは全然別です」
と言う声が段々小さくなった。
これでは、貴継に向かって告白しているようなものだと気づいたからだ。
まるで貴方なら襲ってもいいですよ、と言っているように聞こえなくもない。
貴継は廊下で歩みを止め、聞いている。
明日実は俯き、言った。
「おっ、おにいさまのときは、格好いいなー、とか頼りになるなー、とか思って、全面的に信頼してたんですけど。
貴方のことは平気で阿呆だなーと思いますし」
「おい」
照れながら、なに言ってんだ、と言われる。
と言われ、笑えないこと言わないでください……と呟いた。
そのまま運ばれていきそうになって、抵抗していると、
「顕人も俺もお前の中では変わらないのか。
どっちも自分を襲う人、だと思ってるだろ」
と呆れて言われる。
「おにいさまと貴方は全然違いますよっ。
おにいさまのときは、舌噛み切って死んでやるって思いましたし、そのっ。
……おにいさまと貴継さんは全然別です」
と言う声が段々小さくなった。
これでは、貴継に向かって告白しているようなものだと気づいたからだ。
まるで貴方なら襲ってもいいですよ、と言っているように聞こえなくもない。
貴継は廊下で歩みを止め、聞いている。
明日実は俯き、言った。
「おっ、おにいさまのときは、格好いいなー、とか頼りになるなー、とか思って、全面的に信頼してたんですけど。
貴方のことは平気で阿呆だなーと思いますし」
「おい」
照れながら、なに言ってんだ、と言われる。



