「社長も所詮、アリの一匹です。
女王様は、みんなの働く、この会社そのものです。
君もいつか社長になるのなら、心しておくように。
ところで、私は、ひとつ、君に逆らいます」
と社長は言った。
「人事部付、佐野明日実。
配属は秘書室」
「え」
貴継も驚いた顔をした。
「君はいずれ、専務になる自分のために彼女を秘書にしようと思って、人事部付にしてくれと言って、彼女の配属を保留にさせていたんでしょう。
だから、私が先に鍛えておいてあげますよ。
君が重役になったときに、彼女の方が上から物を言って、サポートできるように」
と社長は笑う。
貴継が顔をしかめた。
「……そんな秘書はいりません」
明日実は社長と顔を見合わせて笑う。
女王様は、みんなの働く、この会社そのものです。
君もいつか社長になるのなら、心しておくように。
ところで、私は、ひとつ、君に逆らいます」
と社長は言った。
「人事部付、佐野明日実。
配属は秘書室」
「え」
貴継も驚いた顔をした。
「君はいずれ、専務になる自分のために彼女を秘書にしようと思って、人事部付にしてくれと言って、彼女の配属を保留にさせていたんでしょう。
だから、私が先に鍛えておいてあげますよ。
君が重役になったときに、彼女の方が上から物を言って、サポートできるように」
と社長は笑う。
貴継が顔をしかめた。
「……そんな秘書はいりません」
明日実は社長と顔を見合わせて笑う。



