「ずっとお前を見てたよ。
これからも見守っていくつもりだった。
それで俺は満足なんだと思おうとしてた。
でも、こんなことになって初めて、そんな気持ちはまやかしだと気づいたんだ。
明日美、お前が俺の妹でも構わないっ」
「離してくださいっ」
強く明日実に口づけたあとで、顕人は言う。
「なんで、俺はお前があんな男に汚される前に……っ」
「えっ?
あ、あのっ、貴継さんには、まだなにもされてませんけど?」
顕人の動きが止まる。
「……なにも?」
と顕人が暗がりで自分を見つめる。
なにも、と頷くと、
「……そうか。
たいした男だな」
と顕人は感じ入ったように呟いた。
はい、とホッとしかけたが、
「よかった。
俺が一番最初で」
と言いながら、明日実の胸に唇を寄せる。
やっぱりおやりになるんじゃないですかーっ。
「貴継さんっ。
……貴継さんっ、助けてくださいっ!」
そのとき、入り口で声がした。
これからも見守っていくつもりだった。
それで俺は満足なんだと思おうとしてた。
でも、こんなことになって初めて、そんな気持ちはまやかしだと気づいたんだ。
明日美、お前が俺の妹でも構わないっ」
「離してくださいっ」
強く明日実に口づけたあとで、顕人は言う。
「なんで、俺はお前があんな男に汚される前に……っ」
「えっ?
あ、あのっ、貴継さんには、まだなにもされてませんけど?」
顕人の動きが止まる。
「……なにも?」
と顕人が暗がりで自分を見つめる。
なにも、と頷くと、
「……そうか。
たいした男だな」
と顕人は感じ入ったように呟いた。
はい、とホッとしかけたが、
「よかった。
俺が一番最初で」
と言いながら、明日実の胸に唇を寄せる。
やっぱりおやりになるんじゃないですかーっ。
「貴継さんっ。
……貴継さんっ、助けてくださいっ!」
そのとき、入り口で声がした。



