「俺はずっと明日実を見てたんだ。
なんで途中から現れた、お前みたいなわけのわからない奴が明日実を持っていくっ!
明日実、一体、こいつの何処がいいっ?」
と貴継を指差し、顕人は訊いてくる。
ええっ?
何処がいいとか言われましても、と思っていると、
「ありすぎて答えられないようだぞ」
と貴継が勝手に答えてしまう。
「いえいえ。
そんなことはないんですが」
と言うと、貴継が、なにっ? と見る。
「えーと。
そうですね。
いいとこと言うか。
まあ、つい、気になってしまうところならありますね。
……頼りないところとか」
と言うと、今度は、貴継が、はあっ? と立ち上がってきた。
「俺の何処が頼りないっ」
「ああ、いえ。
普段はもちろん、なんでも出来るし、上司としても、同居人としても、申し分ないかな、と思うんですが。
時折、考えなしに暴走されるというか。
専務になられるというお話もそうですが。
浮足立っておられるところもあるようなので、見ていて、ちょっと不安というか。
目が離せないというか」
ものすごい殺気を真横から感じながらも明日実は言った。
なんで途中から現れた、お前みたいなわけのわからない奴が明日実を持っていくっ!
明日実、一体、こいつの何処がいいっ?」
と貴継を指差し、顕人は訊いてくる。
ええっ?
何処がいいとか言われましても、と思っていると、
「ありすぎて答えられないようだぞ」
と貴継が勝手に答えてしまう。
「いえいえ。
そんなことはないんですが」
と言うと、貴継が、なにっ? と見る。
「えーと。
そうですね。
いいとこと言うか。
まあ、つい、気になってしまうところならありますね。
……頼りないところとか」
と言うと、今度は、貴継が、はあっ? と立ち上がってきた。
「俺の何処が頼りないっ」
「ああ、いえ。
普段はもちろん、なんでも出来るし、上司としても、同居人としても、申し分ないかな、と思うんですが。
時折、考えなしに暴走されるというか。
専務になられるというお話もそうですが。
浮足立っておられるところもあるようなので、見ていて、ちょっと不安というか。
目が離せないというか」
ものすごい殺気を真横から感じながらも明日実は言った。



