「なに勝手に私の名前を命名してるんですかっ」
と言いながら、やっぱりこの人やさしいなとは思っていた。
今日、傷ついている顕人を叩き出す気も、動揺している自分を手篭めにする気もないようだ。
その甘さが命取りにならないといいんだが、と仕事の心配をしながらも、とりあえず、反抗すべきところは反抗しておく。
「適当なこと言わないでくださいっ。
私の名前は、明日、実がなるようにで、明日実ですっ」
顕人が居るのに、貴継はベッドで片膝をつき、手首をつかんできた。
「なにが明日、実がなるようにだ。
何故、今日ならんっ」
ま、まあ、それは確かに。
何故なのですか、おかあさま、おとうさま、と思っていると、顕人が、
「その名前は俺の父親が考えて、お前の母親がつけたんだ」
と言い出す。
だから、そんな爆弾発言は今いりませんから、おにいさま~っ、と思っている前で、貴継はなおも言い募る。
「なにが明日実だっ。
俺と結婚しない限り、明日もあさっても実はならないっ。
お前の人生に俺という花が咲かないからだっ!」
待ってください。
何故、貴方が花になるのですか。
私が花ではないのですか。
と言いながら、やっぱりこの人やさしいなとは思っていた。
今日、傷ついている顕人を叩き出す気も、動揺している自分を手篭めにする気もないようだ。
その甘さが命取りにならないといいんだが、と仕事の心配をしながらも、とりあえず、反抗すべきところは反抗しておく。
「適当なこと言わないでくださいっ。
私の名前は、明日、実がなるようにで、明日実ですっ」
顕人が居るのに、貴継はベッドで片膝をつき、手首をつかんできた。
「なにが明日、実がなるようにだ。
何故、今日ならんっ」
ま、まあ、それは確かに。
何故なのですか、おかあさま、おとうさま、と思っていると、顕人が、
「その名前は俺の父親が考えて、お前の母親がつけたんだ」
と言い出す。
だから、そんな爆弾発言は今いりませんから、おにいさま~っ、と思っている前で、貴継はなおも言い募る。
「なにが明日実だっ。
俺と結婚しない限り、明日もあさっても実はならないっ。
お前の人生に俺という花が咲かないからだっ!」
待ってください。
何故、貴方が花になるのですか。
私が花ではないのですか。



