「だからいりませんって、そんなのー」
と言うと、貴継は黙り、黙って赤信号を見つめている。
「なかなか爽快だが、この車には、ひとつ、大きな欠陥があるな」
「えっ? なんですか?」
天下のカウンタック様に欠陥とかっ。
確かに運転中、エンジンが火を吹いたりもするけどっ、と思っていると、貴継は、大真面目な顔で、
「寝るような体勢でシートベルトで固定されてるから、キスしにくいぞ。
今、いい雰囲気だったのに」
と言い出した。
いやいやいや。
全然いい雰囲気じゃなかったですよね~、と思いながらも、ちょっと笑ってしまっていた。
以前なら、もうっ、と怒っていたところだな、と自分でも気づかないこともなかったのだが。
と言うと、貴継は黙り、黙って赤信号を見つめている。
「なかなか爽快だが、この車には、ひとつ、大きな欠陥があるな」
「えっ? なんですか?」
天下のカウンタック様に欠陥とかっ。
確かに運転中、エンジンが火を吹いたりもするけどっ、と思っていると、貴継は、大真面目な顔で、
「寝るような体勢でシートベルトで固定されてるから、キスしにくいぞ。
今、いい雰囲気だったのに」
と言い出した。
いやいやいや。
全然いい雰囲気じゃなかったですよね~、と思いながらも、ちょっと笑ってしまっていた。
以前なら、もうっ、と怒っていたところだな、と自分でも気づかないこともなかったのだが。



