「なんでですか。
私と貴方は夫婦でもないし」
「じゃあ、今から夫婦になればいい」
今すぐなれ、と貴継は言ってくる。
いや……カウンタック欲しさに結婚とかどうだろう?
「ぐずぐずするな。
さあ、乗れ。
お前の貞操と引き換えだ!」
「のっ、乗れないじゃないですかっ。
そんなこと言われたらーっ」
「お前が言い出したんだぞ。
やかましい奴だな。
まさか、オートマ限定じゃないだろうな」
「免許ですか?
違いますよ。
……いつかカウンタックに乗ろうと思って、普通に取ってます」
「乗る気満々じゃないか……」
だが、慣れないと操作が難しいので、とりあえず、此処まで持ってくるのに、一度乗ったらしい貴継が運転してくれた。
斜めに跳ね上がるカウンタックのドアを見たとき、一瞬、これ目当てに結婚してもいいかと思ってしまった。
もふもふの毛皮を着た顕人の、めっ、という顔が頭に浮かんだが。
私と貴方は夫婦でもないし」
「じゃあ、今から夫婦になればいい」
今すぐなれ、と貴継は言ってくる。
いや……カウンタック欲しさに結婚とかどうだろう?
「ぐずぐずするな。
さあ、乗れ。
お前の貞操と引き換えだ!」
「のっ、乗れないじゃないですかっ。
そんなこと言われたらーっ」
「お前が言い出したんだぞ。
やかましい奴だな。
まさか、オートマ限定じゃないだろうな」
「免許ですか?
違いますよ。
……いつかカウンタックに乗ろうと思って、普通に取ってます」
「乗る気満々じゃないか……」
だが、慣れないと操作が難しいので、とりあえず、此処まで持ってくるのに、一度乗ったらしい貴継が運転してくれた。
斜めに跳ね上がるカウンタックのドアを見たとき、一瞬、これ目当てに結婚してもいいかと思ってしまった。
もふもふの毛皮を着た顕人の、めっ、という顔が頭に浮かんだが。



