「ふーん。
いい男なんだ?」
とこちらを見た鏡花が、淡々と言ってきた。
「ええっ?
なんでですか?」
と言ったが、いや、別に、と言う。
そのとき、玄関のチャイムが鳴った。
はいはい、と鏡花が立ち上がる。
グラスを手にしたまま、玄関の方を振り返りながら、
「誰でしょうね、こんな時間に」
と言うと、
「さあ、顕人かしらね」
と言いながら、鏡花は玄関を開けに行く。
「こんばんは。
夜分遅くにすみません」
という声が聞こえてきた。
……聞き違い……
な、訳は無いっ!
何故だかわからないが、自分が貴継の声を聞き違えるわけはないと思った。
「貴継さんっ」
と廊下に駆け出すと、玄関先で鏡花が、貴継を前に、
「あら、ほんとにいい男。
大丈夫?
迷わなかった?」
と訊いている。
いい男なんだ?」
とこちらを見た鏡花が、淡々と言ってきた。
「ええっ?
なんでですか?」
と言ったが、いや、別に、と言う。
そのとき、玄関のチャイムが鳴った。
はいはい、と鏡花が立ち上がる。
グラスを手にしたまま、玄関の方を振り返りながら、
「誰でしょうね、こんな時間に」
と言うと、
「さあ、顕人かしらね」
と言いながら、鏡花は玄関を開けに行く。
「こんばんは。
夜分遅くにすみません」
という声が聞こえてきた。
……聞き違い……
な、訳は無いっ!
何故だかわからないが、自分が貴継の声を聞き違えるわけはないと思った。
「貴継さんっ」
と廊下に駆け出すと、玄関先で鏡花が、貴継を前に、
「あら、ほんとにいい男。
大丈夫?
迷わなかった?」
と訊いている。



