「単にうたた寝していたときにですね」
「だから、側でうたた寝できるほど、気を抜いてる男が居るってことでしょー?
っていうか、薬指じゃなくても、男のくれた指輪はめてるだけで、男の方はもう自分に気があると思っちゃうからね」
気をつけなよー、と言われる。
「ええーっ。
じゃあ、外しますっ」
と言ったが、外そうとした瞬間、記号化されているが故に、あどけなく見える、丸い目と微笑んでいる口のイルカと目が合った。
イルカが自分を見て、微笑んでいる……
微笑んでいる……
「はっ、外せませんっ」
と思わず言うと、
「あーあ。
決まった相手が居るのか。
あずみん、一番人気なのに」
と栗原が言ってくる。
え? と顔を上げた。
「あんなおかしな芸をしたのに?」
と思わず訊いてしまい、先輩に、
「おかしな芸って、なに?」
と訊かれてしまう。
「だから、側でうたた寝できるほど、気を抜いてる男が居るってことでしょー?
っていうか、薬指じゃなくても、男のくれた指輪はめてるだけで、男の方はもう自分に気があると思っちゃうからね」
気をつけなよー、と言われる。
「ええーっ。
じゃあ、外しますっ」
と言ったが、外そうとした瞬間、記号化されているが故に、あどけなく見える、丸い目と微笑んでいる口のイルカと目が合った。
イルカが自分を見て、微笑んでいる……
微笑んでいる……
「はっ、外せませんっ」
と思わず言うと、
「あーあ。
決まった相手が居るのか。
あずみん、一番人気なのに」
と栗原が言ってくる。
え? と顔を上げた。
「あんなおかしな芸をしたのに?」
と思わず訊いてしまい、先輩に、
「おかしな芸って、なに?」
と訊かれてしまう。



