「と、特に居ませんが……」
と言うと、
「え?
そうなの?」
と栗原がこちらを振り向いた。
「いや、全然、浮ついたところがないから、学生時代から決まった相手とか居るのかと思ってた」
「そういや、薬指に指輪やってるじゃん」
と先輩が明日実の手を見て指摘する。
「いえ。
これは単に、寝てる間に、薬指に、はめ直されてただけで」
うっかり、そう言ってしまい、へー……と呆れ顔で見られた。
「えっ?
私、今、なにか変なこと言いました?」
「言いました。
やっぱり彼氏居るんじゃん」
あっ、そうか。
今のおかしな意味に聞こえるな、と気づき、
「違うんですっ。
単に……」
単に一緒に住んでるだけですっ。
と言い訳しようとして、いや、これだとドツボだな、とさすがの明日実も気がついた。
と言うと、
「え?
そうなの?」
と栗原がこちらを振り向いた。
「いや、全然、浮ついたところがないから、学生時代から決まった相手とか居るのかと思ってた」
「そういや、薬指に指輪やってるじゃん」
と先輩が明日実の手を見て指摘する。
「いえ。
これは単に、寝てる間に、薬指に、はめ直されてただけで」
うっかり、そう言ってしまい、へー……と呆れ顔で見られた。
「えっ?
私、今、なにか変なこと言いました?」
「言いました。
やっぱり彼氏居るんじゃん」
あっ、そうか。
今のおかしな意味に聞こえるな、と気づき、
「違うんですっ。
単に……」
単に一緒に住んでるだけですっ。
と言い訳しようとして、いや、これだとドツボだな、とさすがの明日実も気がついた。



