大丈夫だ。
痛くも痒くもないっ、と言ってくるが、
「絶対嘘ですーっ」
と泣くと、
「嘘だ」
とあっさり貴継は認めた。
やっぱりか、この人殺しーっ、と思っていると、貴継は上に乗ったまま、頭を撫でてきた。
きつく目を閉じ、胸の前で、腕を十字に組み合わせ、アンモナイトのように丸くなって、防御姿勢をとっていた明日実だったが。
ちょっとだけ目を開けてみた。
明日実の上から降りた貴継がすぐ側に横になり、溜息をついて言う。
「まあ……そういう性格だから、今までなにもなく来たんだろうな」
「す、すみません」
とまだ防御姿勢を取ったまま言うと、
「しょうがない。
ゆっくり行こう。
今日はヨシヨシしてやる」
と言って、頭を撫でてくれた。
「今日は抱っこでヨシヨシだ」
と言いながら、明日実の顔を自分の胸に押しつけるように抱き、上から布団をかけてくれる。
貴継はまだスーツを着たままだった。
なんか……職場で抱き締められてるみたいで、ちょっとドキドキするな、と思いながら、その服の匂いを嗅いでいた。
痛くも痒くもないっ、と言ってくるが、
「絶対嘘ですーっ」
と泣くと、
「嘘だ」
とあっさり貴継は認めた。
やっぱりか、この人殺しーっ、と思っていると、貴継は上に乗ったまま、頭を撫でてきた。
きつく目を閉じ、胸の前で、腕を十字に組み合わせ、アンモナイトのように丸くなって、防御姿勢をとっていた明日実だったが。
ちょっとだけ目を開けてみた。
明日実の上から降りた貴継がすぐ側に横になり、溜息をついて言う。
「まあ……そういう性格だから、今までなにもなく来たんだろうな」
「す、すみません」
とまだ防御姿勢を取ったまま言うと、
「しょうがない。
ゆっくり行こう。
今日はヨシヨシしてやる」
と言って、頭を撫でてくれた。
「今日は抱っこでヨシヨシだ」
と言いながら、明日実の顔を自分の胸に押しつけるように抱き、上から布団をかけてくれる。
貴継はまだスーツを着たままだった。
なんか……職場で抱き締められてるみたいで、ちょっとドキドキするな、と思いながら、その服の匂いを嗅いでいた。



