「貴継ってさ。
一見、人当たりはいいんだけど、猛獣みたいな奴だからね。
本能のまま動いてるっていうか。
計算高いかと思いきや、感情で突っ走ったりもするから。
よく気をつけといてやってね」
「なんせ、ケダモノですからね」
と言うと、
「なにそれ」
と笑うので、つい、ケダモノ事件の顛末を話してしまった。
「はは。
そうなの?
貴継らしいね。
っていうか、それで一目惚れだったのなら、入社試験のときとか、君をじっと物陰から偵察してたかもね」
と言われて、リアルに想像してしまい、ゾッとする。
「大和ー。
行くぞー」
という声に顔を上げると、先輩らしき人が渡り廊下から手を振っていた。
「今、行きますー」
と答えながら、大和は空になった缶をゴミ箱に放り、
「じゃ、よろしくね」
と言って行ってしまった。
一見、人当たりはいいんだけど、猛獣みたいな奴だからね。
本能のまま動いてるっていうか。
計算高いかと思いきや、感情で突っ走ったりもするから。
よく気をつけといてやってね」
「なんせ、ケダモノですからね」
と言うと、
「なにそれ」
と笑うので、つい、ケダモノ事件の顛末を話してしまった。
「はは。
そうなの?
貴継らしいね。
っていうか、それで一目惚れだったのなら、入社試験のときとか、君をじっと物陰から偵察してたかもね」
と言われて、リアルに想像してしまい、ゾッとする。
「大和ー。
行くぞー」
という声に顔を上げると、先輩らしき人が渡り廊下から手を振っていた。
「今、行きますー」
と答えながら、大和は空になった缶をゴミ箱に放り、
「じゃ、よろしくね」
と言って行ってしまった。



