「言いたいだけ言ってくれたな。
お前のような、下僕の言うことは聞かんっ」
と貴継は、振りほどかないまま絡ませていた左手の指に力を入れた。
いたたたたたっ、と明日実は顔をしかめる。
「俺は、お前も会社も手に入れる!」
と言いながら、口づけてくるので、離れた貴継に言った。
「わかりました。
貴方が私にこだわる理由がっ。
私が、おにいさまが決して自分を振り向かないと知っているので、おにいさまを好きだったと言うのなら。
貴方は、私が貴方を振り向かないと知っているから、手に入れたいだけなんですよっ。
今のままでは、決して手に入らない会社と社員を欲しがるみたいにっ」
痛いですってばっ、離してくださいっ、と言うと、
「莫迦なことを言うなっ。
お前が俺を振り向かないなんて想定外だっ」
と言い返される。
「だいたい、そんなことわかるわけないだろう。
そんな、ほよーっとした顔して、此処まで意志が強いとかっ。
それに言わなかったか。
一目惚れだっ。
そんな先のことまで考えて惚れられるかっ!」
お前のような、下僕の言うことは聞かんっ」
と貴継は、振りほどかないまま絡ませていた左手の指に力を入れた。
いたたたたたっ、と明日実は顔をしかめる。
「俺は、お前も会社も手に入れる!」
と言いながら、口づけてくるので、離れた貴継に言った。
「わかりました。
貴方が私にこだわる理由がっ。
私が、おにいさまが決して自分を振り向かないと知っているので、おにいさまを好きだったと言うのなら。
貴方は、私が貴方を振り向かないと知っているから、手に入れたいだけなんですよっ。
今のままでは、決して手に入らない会社と社員を欲しがるみたいにっ」
痛いですってばっ、離してくださいっ、と言うと、
「莫迦なことを言うなっ。
お前が俺を振り向かないなんて想定外だっ」
と言い返される。
「だいたい、そんなことわかるわけないだろう。
そんな、ほよーっとした顔して、此処まで意志が強いとかっ。
それに言わなかったか。
一目惚れだっ。
そんな先のことまで考えて惚れられるかっ!」



