「当たり前だ。
その100円は俺の所有物。
お前はまだ俺の所有物じゃない。
お前が俺のものになるのなら、その100円玉はやってもいい」
「……待ってください。
それだと、私の価値が、100円、ということになりませんか?」
「違うだろ。
お前が俺のものなら、同じく俺のものである100円玉をお前が好きにしていいという話だ」
さあ、その100円はやるから、こっちへ来い、と言い出す。
「いや、ちょっと……
やっぱり話がっ」
と言っている間に、腕を引っ張られ、肝心の100円玉は何処かへ転がっていってしまう。
ソファに寝かされ、気がついたら、貴継は自分の上に居る。
やっぱり駄目だ、この人。
手が早すぎるっ。
「おっ、おにいさまに、あれは嘘でしたって電話して謝りますっ。
だから、離してくださいーっ」
「いやいやいや。
それでおにいさまとの話は済んでも、俺との契約は終わらないだろ。
お前、わざわざこの俺に此処までご足労いただいて、タダで帰すとか言わないよな?」
と動けないよう、片手で顎をホールドしてくる。
頭の上は肘掛で、これ以上、逃げようがない。
その100円は俺の所有物。
お前はまだ俺の所有物じゃない。
お前が俺のものになるのなら、その100円玉はやってもいい」
「……待ってください。
それだと、私の価値が、100円、ということになりませんか?」
「違うだろ。
お前が俺のものなら、同じく俺のものである100円玉をお前が好きにしていいという話だ」
さあ、その100円はやるから、こっちへ来い、と言い出す。
「いや、ちょっと……
やっぱり話がっ」
と言っている間に、腕を引っ張られ、肝心の100円玉は何処かへ転がっていってしまう。
ソファに寝かされ、気がついたら、貴継は自分の上に居る。
やっぱり駄目だ、この人。
手が早すぎるっ。
「おっ、おにいさまに、あれは嘘でしたって電話して謝りますっ。
だから、離してくださいーっ」
「いやいやいや。
それでおにいさまとの話は済んでも、俺との契約は終わらないだろ。
お前、わざわざこの俺に此処までご足労いただいて、タダで帰すとか言わないよな?」
と動けないよう、片手で顎をホールドしてくる。
頭の上は肘掛で、これ以上、逃げようがない。



