頭の上の肘掛けに貴継は腰掛けたようだ。
「愛してるよ、明日実」
「簡単にそういうこと言う人は嫌いです」
と目を開けないまま言うと、
「まだ起きてたのか」
と言う。
起きてちゃ悪いのか、と思っていると、
「簡単には言ってない。
お前にしか言ってない」
と言ってくる。
「しゃあしゃあと嘘つく人も嫌いです」
「嘘ついてんのはお前の方だ」
嘘なんてついてません……と思ったが、もう言葉にはならなかった。
眠くて。
おかしいな。
ワインなら、結構平気なのに。
これはいかん、と思っていると、貴継が言ってきた。
「いや、ついてるよ。
お前が好きなのは、おにいさまじゃなくて……
俺だろ?」
誰かが身体の下に手を差し入れ、抱き上げた。
いや、誰かはわかっている。
貴継だ。
そう思ったが、意識は遠のいていった。
「愛してるよ、明日実」
「簡単にそういうこと言う人は嫌いです」
と目を開けないまま言うと、
「まだ起きてたのか」
と言う。
起きてちゃ悪いのか、と思っていると、
「簡単には言ってない。
お前にしか言ってない」
と言ってくる。
「しゃあしゃあと嘘つく人も嫌いです」
「嘘ついてんのはお前の方だ」
嘘なんてついてません……と思ったが、もう言葉にはならなかった。
眠くて。
おかしいな。
ワインなら、結構平気なのに。
これはいかん、と思っていると、貴継が言ってきた。
「いや、ついてるよ。
お前が好きなのは、おにいさまじゃなくて……
俺だろ?」
誰かが身体の下に手を差し入れ、抱き上げた。
いや、誰かはわかっている。
貴継だ。
そう思ったが、意識は遠のいていった。



