「私、あんまり日本酒は……」
「日本酒嫌いという奴は、何処かで安酒を呑まされた奴だけだ」
俺も昔は嫌いだった、と語り出す。
「だが、酒蔵に行って、酒を吞んだとき、びっくりしたんだ。
日本酒というのが、こんなに美味いものだったのかと」
という訳で呑め、と注がれ、はあ、といただく。
今の講釈のあとでは、とてもじゃないが、断れそうにはなかったからだ。
だが、一口呑んだ明日実は思わず、声に出していた。
「美味しい」
よく、日本酒を呑んで、まろやかですね、と繰り返すレポーターを見て、まろやかってどんな感じなんだろうな。
他に表現ないのかな。
イメージしづらいんだが、と思っていたのだが、いや、まろやかだ。
他に言葉はいらない。
「美味しいです」
と繰り返しながら、いや、まろやかより、もっと悪いな、と思っていた。
ただ、美味しいとしか言葉が出て来ない。
「スーパーに置いてあったのに」
「日本酒嫌いという奴は、何処かで安酒を呑まされた奴だけだ」
俺も昔は嫌いだった、と語り出す。
「だが、酒蔵に行って、酒を吞んだとき、びっくりしたんだ。
日本酒というのが、こんなに美味いものだったのかと」
という訳で呑め、と注がれ、はあ、といただく。
今の講釈のあとでは、とてもじゃないが、断れそうにはなかったからだ。
だが、一口呑んだ明日実は思わず、声に出していた。
「美味しい」
よく、日本酒を呑んで、まろやかですね、と繰り返すレポーターを見て、まろやかってどんな感じなんだろうな。
他に表現ないのかな。
イメージしづらいんだが、と思っていたのだが、いや、まろやかだ。
他に言葉はいらない。
「美味しいです」
と繰り返しながら、いや、まろやかより、もっと悪いな、と思っていた。
ただ、美味しいとしか言葉が出て来ない。
「スーパーに置いてあったのに」



