「大和。
なんでお前まで、そこで明日実を見てるんだ?」
「いや、稲本さんが明日実ちゃんの仕事ぶりを見て帰りたいというから。
お前、稲本さんを知ってるのか」
と大和が貴継に訊いている。
「ああ、明日実の大事な『おにいさま』だからな」
ふうん、と大和がこちらを見る。
「いろいろ事情もご存知だ」
と貴継が投げやりに言うと、
「いやー、そうですか。
こいつが、此処の会社を一緒に受けるって言い出したとき、正気か? って言ったんですけどね。
今や部長サマですよ、ほんと嫌んなる」
と愚痴り出す。
だが、二人の仲はいいようだった。
「さっさと去れ」
と貴継につれなく言われても、大和は平気で言い返していた。
いい友人は居るんだな。
いや、だからと言って、明日実にふさわしいというわけではないが。
「じゃあ、稲本さん、ごゆっくり」
とこれ以上、巻き込まれたくない風な大和は苦笑いして、去っていった。
なんでお前まで、そこで明日実を見てるんだ?」
「いや、稲本さんが明日実ちゃんの仕事ぶりを見て帰りたいというから。
お前、稲本さんを知ってるのか」
と大和が貴継に訊いている。
「ああ、明日実の大事な『おにいさま』だからな」
ふうん、と大和がこちらを見る。
「いろいろ事情もご存知だ」
と貴継が投げやりに言うと、
「いやー、そうですか。
こいつが、此処の会社を一緒に受けるって言い出したとき、正気か? って言ったんですけどね。
今や部長サマですよ、ほんと嫌んなる」
と愚痴り出す。
だが、二人の仲はいいようだった。
「さっさと去れ」
と貴継につれなく言われても、大和は平気で言い返していた。
いい友人は居るんだな。
いや、だからと言って、明日実にふさわしいというわけではないが。
「じゃあ、稲本さん、ごゆっくり」
とこれ以上、巻き込まれたくない風な大和は苦笑いして、去っていった。



