イルカの調教は上手いようだが、と呟くので、
「アシカです」
と言い換えた。
黒崎は左の薬指にはまっている明日実のイルカの指輪を見ながら言う。
「あのぼーっとしたキャラがあのアシカと合ってるな。
どっちも似てる。
孫が喜んでいた」
黒崎の言葉に、
「キャンディさんは、きっと大スターになりますよ」
と言いながら、
あれっ?
左手の薬指にはまってるっ!?
と今気付いた明日実は、リングを凝視する。
「……あんた、いい嫁だな」
は? と明日実は顔を上げた。
「あんたみたいな嫁がいいのかもな。
あんまりエリートでもなく、諸芸百般に精通していなくとも、いつまでも初々しくて」
と言ってきた。
いや、何故私がなにもできないと決めつけますか、と思ったのだが、黒崎は構わず、
「ボンクラもアシカを見る目はあるようだが。
息子は女を見る目があったようだな」
じゃあ、と言いたいだけ言って、去っていってしまう。
……はあ、と明日実は、それを見送った。
「アシカです」
と言い換えた。
黒崎は左の薬指にはまっている明日実のイルカの指輪を見ながら言う。
「あのぼーっとしたキャラがあのアシカと合ってるな。
どっちも似てる。
孫が喜んでいた」
黒崎の言葉に、
「キャンディさんは、きっと大スターになりますよ」
と言いながら、
あれっ?
左手の薬指にはまってるっ!?
と今気付いた明日実は、リングを凝視する。
「……あんた、いい嫁だな」
は? と明日実は顔を上げた。
「あんたみたいな嫁がいいのかもな。
あんまりエリートでもなく、諸芸百般に精通していなくとも、いつまでも初々しくて」
と言ってきた。
いや、何故私がなにもできないと決めつけますか、と思ったのだが、黒崎は構わず、
「ボンクラもアシカを見る目はあるようだが。
息子は女を見る目があったようだな」
じゃあ、と言いたいだけ言って、去っていってしまう。
……はあ、と明日実は、それを見送った。



